【体験記】 裏千家 初心者のための茶道教室 申し込み・事前準備編

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茶道具と丸盆の写真

 茶道を、始めてみたい。
流派は色々、どれが自分に合うのかわからない。流派を決めても、各地にあるお教室から、どこを選べばよいのかわからない。

ともあれ、思い立ったが吉日。とにかくお茶を習ってみよう!

 ということで、裏千家「初心者のための茶道教室」を申し込んだ。クレジットカード払いならウェブですべての申し込み手続きができる。

 半年間・全20回のお稽古で、「初級」の資格と「入門・小習・茶箱点」の許状を発行してもらえるという。
日本の伝統的な習い事は、一度決まった師匠のもとに入門すると、後になって師匠や稽古場を替えるのは難しいイメージをもってしまう。
その点、初心者教室となれば、参加者は全員同じようなスタートラインで気負いがなく、万が一自分に合わなかったとしても、6ヵ月という期間の区切りがある。通う地域によっては、こんな機会がなければ定期的に通わないようなホテルや施設を会場として選択できる楽しみもある。
さすが裏千家、巧みに門戸を広げておられる。

申し込みと会場選び

 さっそく、「初心者のための茶道教室」ウェブサイトから申し込み。今のところ、北海道から九州まで、全国17都市・37教室の中から会場を選べる(2023年2月現在)。公式サイトから申し込むと、入会金の割引きが受けられる。

 そして会場について。私の場合は「天候基準」で選んだ。
その年の4月から通うつもりで、そこから半年間だと、梅雨や台風の時期と重なる。通い始めてみると、人によってはお稽古着を持参したり、最後のお稽古日は着物で参加する方もちらほら。私はできるだけ和装で通いたいと思っていた。公共交通機関を使って通う前提ゆえ、往来に風雨の影響を受けにくいかを考慮して決定。
高級ホテルなど、会場として人気が高く定員が早く埋まりやすいところがあるらしいと、後日お教室の方から教えていただいた。

申し込み・支払いが済んだら

 オンラインでの申し込み手続きと受講料の支払いが済むと、裏千家 今日庵より郵送物が届く。

  • 受講証
  • 教室案内
  • 開講カレンダー
  • 帛紗セット、DVDなどの注文案内


教室案内は、会場の情報や連絡・注意事項、お稽古のカリキュラム、準備するもの一覧、許状・資格授与について、問い合わせ先などが載っている。
開講カレンダーは、例えばGWなど、祝祭日でお稽古がない日を予め確認できる。
初心者に必要な帛紗セットなどの注文案内は、ミリエームという京都の会社で扱っている商品を紹介している。
 私は何も持っていないが、ある程度気に入ったものを探したかったので、セットは買わずに自分で探して購入した。

 ということで、次はお稽古当日に必要なもの。

お稽古に必要なもの一覧

 裏千家と他の流派によって、また、男性と女性によって異なるものもあるので、自力で買い揃える方(代わりに求めるご家族なども)は、流派と性別の確認をお忘れなく。

  • 帛紗(ふくさ)
  • 扇子(せんす)
  • 懐紙(かいし)
  • 菓子楊枝(かしようじ)
  • 古帛紗(こぶくさ)★
  • 小茶巾(こちゃきん)★
  • 帛紗ばさみ(ふくさばさみ)
  • 白の靴下(洋服のとき)/履き替え用の白足袋(和服のとき)
  • 受講証(郵送されてきたもの。初心者教室で毎回提示する)

 ★は、初回のお稽古に持っていく必要はないもの(濃茶のときだけ使うから)。
いつ頃必要になるか、先生に直接伺ってから用意しても全く問題なさそう。
お稽古の回数が限られているだけ、始まってから覚えることが多いけれど、初回はまず忘れ物をせず時間までに会場に到着すれば大丈夫。
 ということで、今回の投稿は、これにてひと段落。

 事前に予習をしたい人は、今のご時世、YouTubeなど無料動画も色々あるらしい。ただ、本部やお教室の先生方からすると、お手本としてあまり良くないコンテンツもあるとのこと。
 お稽古期間中に参照した書籍やDVDなどについては、後日投稿するつもり。

waticoti管理人